究極の荒野 ストーリー進行度別の攻略について

　マグナゲート最難関のダンジョンとして知られる究極の荒野だが、実はDLCダンジョン共通の仕様として、ストーリー最序盤の「石の洞窟」解禁時点から遊ぶことが出来る。

　他のダンジョンはそもそもLvが足りないから厳しいにしても究極の荒野は全員がLv5スタートなのでレベル面では問題なく？挑めてしまう。しかし、マグナゲートではストーリーが進むごとに冒険が有利になる要素が解禁されていく。それらが全て未解禁となる序盤に挑むとどのようになるのかを紹介していく。

　また、ストーリー進行毎に更新されていく条件もいくつか紹介する。

石の洞窟～荒れ果て谷まで

　・挑めるポケモンはピカチュウ、キバゴ、ツタージャ、ポカブ、ミジュマルの5種類。

　仲間が加入する前なので主人公とパートナーしか挑めない。主人公達は成長率こそ高いが…後述する要素の欠如のため非常に厳しい戦いになる。

　ピカチュウ、キバゴ>ミジュマル、ポカブ>ツタージャ

　この中でクリアの難易度順を付けるならこうだろうか。習得技と序盤の使用感だけで語っているのであくまで参考程度に。

　ピカチュウは習得技が生存に有利なものが多い。キバゴは13と早い段階でダブルチョップを覚える。ポカブは21と遅めだが強力な転がるを覚える。ミジュマルは23の遠距離技のみずのはどうまで行ければ比較的安全になる。ツタージャは成長で火力を補えて22のメガドレインまで行ければ攻撃と回復を同時にこなせる。

　・技成長がない

　攻撃技を当てる度に威力・PP・命中が成長していくシステム。荒野では成長速度が早いのでより影響が大きく、火力を大きく引き上げる。初期技は威力が低いのでこれがないと進むごとに火力不足が深刻になる。

　・Vウェーブがない

　究極の荒野に潜るときには基本使う前提とされるVウェーブがない。火力不足、PP不足、命中不安、経験値の少なさに悩まされる。

 　究極の荒野をやり込んでいる人にはPP不足なんて起こるのか？と思われそうだが、火力・命中ともに不安定なのでどうしても攻撃回数が増えてしまい、PPも成長しないので思ったよりもギリギリになる。それでもPPマックスは出やすいのでわるあがきまで行くことは流石に稀だが運が悪いと管理が厳しくなる。

　・バッグが小さい

　この時点では24個、最大数が48なので半分しか持てないことになる。弱ポケは48でもやりくりに苦労するのでピンチ時の道具不足が心配になる。

　・不思議な歪みがない

　マイナス効果も多く存在するのでメリットとも言えるが、低ランクポケモンの場合は序盤で有利な歪みを引くことも勝ち筋の一つとなる。道具しか頼れるものがなくなる。

　・進化できない

　これはオマケみたいなものだが、御三家は進化が早いので利用できないのはやや痛い。

　推定ランク…E ～ F

　成長率が高いのである程度進めると耐久は安定するが、火力不足が深刻。どのくらい弱いかというとオタマロすらワンパンできないので超音波から散々嫌がらせされる。回復しながら戦わないとミネズミやヨーテリーに普通に押し負けうる。

　通常の低ランクは（Vウェと技成長縛りに比べると）火力が高い代わりに耐久が低く事故りやすい。低ランクは基本的に序盤が一番辛く、ある程度進めば技成長や装備によって楽になってくる。しかし、こちらは耐久こそそれなりにあるものの、火力が低いので結果的に被弾が増えて苦しさはそこまで変わらない。序盤のうちはまだ戦えるが、中盤以降敵が強くなってくると純粋に押し負ける事が増えてくる。

　評価としては基本Eランクでいいと思うがツタージャは技が弱めなのでFランクまであるかも？という感覚。

 荒れ果て谷クリア後

・仲間と技成長の解禁

　エモンガ、ノコッチ、ビリジオンが加入し、更に技成長が解禁される。ビリジオン、エモンガに関してはステータスも技も優秀なのでこの条件でもクリアはそこまで難しくないラインだろう。ノコッチは技が優秀だがステータスの低さが問題。

　ここから仲間の勧誘が可能になるので序盤のダンジョンに出るポケモンでの攻略が可能になる。更に、他のDLCダンジョンでもポケモンが勧誘できるので購入さえすれば理屈上はこの段階でも多くの種類で挑むことが可能。ただし、DLCダンジョンはこの時点で挑むにはLvが高いものも多いので「この条件で絶対にやるんだ！」という拘りでもないと狙おうとするのは大変だろう。

　この時点で仲間にできるポケモンは各自ダンジョンデータを調べてもらうとして、注目点は石の洞窟に出現するコロモリを仲間にできることだろうか。ただでさえポケダン史上最難関と言われる荒野コロモリチャレンジには、更に上の難易度が存在するという恐ろしい事実があるのだ。

　ここでの推定ランクはポケモンにもよるが本来より1ランク下くらいと思われる。

 ・ここからいくつか依頼をこなすとVウェーブが解禁されたり、バッグが少しずつ大きくなっていく。そこまで行けばクリア後とほぼ条件は変わらない。逆に言えば依頼さえやらなければ荒れ果て谷条件を維持して究極の荒野の準備を出来ると言える（？）。

　クリア後でないと解禁されないのはダンジョン内進化と不思議な歪み、あとは一部のレアポケモンくらい。

　ちなみにVウェーブ解禁前の条件は攻略画面で証明できる。攻略報告するなら金塊とVウェーブの表示の有無を見えるようにしておこう。

　※金塊はゴールドゴージャス開店前でもDLCダンジョンや宝箱から出ることがある。最低限Vウェーブが表示されてなければOK。

まとめ

　ただでさえ難しいと言われる究極の荒野でこんな縛りを実行する物好きな人は多くないと思うが、高難易度を求めるストイックなプレイヤーはチャレンジしてみてはいかがだろうか。

　私の知る限りでは今までに石の洞窟条件で究極の荒野クリアの報告は上がっていないので、クリアすればインパクトはある。未開の分野を切り開きたい人にオススメ。

　現在の最高記録は石の洞窟キバゴで53Fだが、ここまで来れるなら通過スカーフさえ引ければクリアも見えてくるはずだ。